Vagrantを使ってみよう!Boxの取得から起動・停止・削除まで
2017/01/31
- Macに『Vagrant + VirtualBox』を導入する手順
- Windowsローカル開発環境を『Vagrant + VirtualBox』で作ってみよう
- Vagrantを使ってみよう!Boxの取得から起動・停止・削除まで <- 本記事
- 『Vagrant Cloud』を利用してVagrantのBoxを追加してみよう
- Vagrantで仮想マシンに接続&Webサーバを立ち上げてみよう
- Vagrantで作成した環境を「コピー&配布して他人と共有する」方法
- 『Vagrant+VCCW』でWordPressローカル環境を構築してみよう
- 本番環境のWordPressサイトを『VCCW+WordMove』でローカルと同期!
こんにちは、okutani(@okutani_t)です。WindowsやMacのローカル開発環境の導入には、よくXAMPPやMAMPが使われていますね。
今回は、最近流行りのローカル開発環境を簡単に作成&削除がおこなえる「Vagrant」の使い方を説明していきます。
VagrantとVirtualBoxのインストールが済んでいない方は、上記Seriesリンクから参考ページを見てみてください。
また、本記事はドットインストールの動画を参考にしています。そちらも合わせてご覧頂くと理解がよりスムーズになるかと思います。
参考Vagrant入門 (全13回) – プログラミングならドットインストール
では、さっそくVagrantを利用していきましょう。
※現在はVagrant Cloudを使ったBoxの追加方法が主流のようです。本記事の方法でもBoxを追加できますが、Vagrant Cloudを使った方法は下記記事を参考にしてください。
スポンサーリンク
もくじ
Boxの取得とインストール
Boxは仮想マシンのテンプレートのことです。
このテンプレートを使うことで、かんたんに仮想マシンが作成できます。
下記URLから様々なOSのBOXを取得することができます。今回は「Cent OS 6.4 64bit」をインストールしていきましょう。
LINKA list of base boxes for Vagrant – Vagrantbox.es
CopyをクリックするとURLをコピーできますので、下記の形でターミナルからインストールします。
$ vagrant box add [使うboxの名前] [コピーしたURL]
boxの名前は自由に付けられます。今回はboxの名前をcentos64としてインストールしました。
$ vagrant box add centos64 http://developer.nrel.gov/downloads/vagrant-boxes/CentOS-6.4-x86_64-v20131103.box
インストールには少し時間がかかります(私の場合10分ほどかかりました)。実行すると下記のようにインストールが始まります。
インストールが完了したら、ターミナルから確認してみましょう。
$ vagrant box list
centos64 (virtualbox, 0)
無事インストールできました。
ちなみにインストールしたBoxは、ホームディレクトリの「.vagrant.d/boxes」に置かれます。
$ cd ~/.vagrant.d/boxes
$ ls
centos64
Boxを使って仮想マシンを初期化する
このBoxを使って仮想マシンを立ち上げますが、仮想マシン毎にディレクトリを作成します。今回、ホームディレクトリに「Vagrant/myCentOSVM」とディレクトリを作成して、myCentOSVMディレクトリ内で初期化をおこないました。
$ cd ~/Vagrant/myCentOSVM
$ vagrant init centos64
初期化は「vagrant init [boxの名前]」と入力します。初期化をおこなうとディレクトリ内に「Vagrantfile」が作成されます。
Vagrantの基本的な使い方
では、Vagrantの使い方について見ていきましょう。
仮想マシンを立ち上げる
初期化をおこなったディレクトリ内で、下記コマンドを入力すると仮想マシンが立ち上がります。
$ vagrant up
実行後、起動した仮想マシンはVirtualBoxで確認できます。
無事に仮想マシンが立ち上がっているのが確認できます。
仮想マシンの状態を確認する
仮想マシンの状態を確認するには下記コマンドを入力します。
$ vagrant status
ターミナルからも仮想マシンが稼働中、ということが確認できました。
仮想マシンを終了する
終了は下記コマンドでおこなえます。
$ vagrant halt
終了後は前述の「vagrant up」から起動しなおせます。
以上の手順でBoxの追加、仮想マシンの起動と停止ができました。
仮想マシンの削除
仮想マシンの削除は
$ vagrant destroy
とすると仮想マシンを削除することができます。
実は仮想マシンが削除されるだけで、Box自体は削除されません。このように気軽に初期化できるため、自由に仮想マシンをいじることができますね。
Vagrantの基本的な使い方は以上です。お疲れ様でした。
まとめ
vagrantbox.esからCentOS以外にDebianやUbuntuなども導入することができます。
Boxは使い回しができるので同じBoxから複数の仮想マシンを立ち上げることができます。
また、仮想マシンを操作するコマンドは、仮想マシンを初期化したディレクトリ上で入力しましょう。
- Macに『Vagrant + VirtualBox』を導入する手順
- Windowsローカル開発環境を『Vagrant + VirtualBox』で作ってみよう
- Vagrantを使ってみよう!Boxの取得から起動・停止・削除まで <- 本記事
- 『Vagrant Cloud』を利用してVagrantのBoxを追加してみよう
- Vagrantで仮想マシンに接続&Webサーバを立ち上げてみよう
- Vagrantで作成した環境を「コピー&配布して他人と共有する」方法
- 『Vagrant+VCCW』でWordPressローカル環境を構築してみよう
- 本番環境のWordPressサイトを『VCCW+WordMove』でローカルと同期!
Web開発のお仕事を募集しています
フリーランスのエンジニアとして、Webシステム開発のお仕事依頼を随時募集しています(現在の業務量によってお受けできない場合もあります)。
「Ruby on Rails」「JavaScript(jQuery, Reactなど)」「HTML + CSS」を用いたシステム開発、「Heroku」等を用いたサーバー構築・運用、「Git」や「GitHub」を利用したソーシャルコーディングなどに対応しています。
ご依頼を検討している方は、下記リンク本ブログからのお問い合わせ、もしくはokutaniのポートフォリオからご連絡ください。
LINKお問い合わせ
スポンサーリンク