クソモテない男ふたりで吉祥寺「相席屋」行ってきた
2016/09/30
こんにちは、okutani(@okutani_t)です。みなさん『相席屋』ってご存知ですか?相席屋は一風変わった居酒屋でして、男性もしくは女性の二人組以上から入ることができる居酒屋です。
そして、全ての席が『相席』です。見ず知らずの異性と楽しく会話をおこないながらお酒が飲める、ありそうでなかった新感覚の居酒屋が、この相席屋。
僕の趣味は吉祥寺巡りでして、TwitterのTLで吉祥寺に相席屋があると知り、居ても立っても居られずに地元のお友達を誘って潜入することに。
ちなみに僕とそいつのふたりは、クソモテない『喪男』です。そんなモテナイーズのふたりが、可愛い女子相手に全身全霊を込めて奮闘した、そんな記事となっております。
ではでは、相席屋レポ記事、GO!
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もくじ
登場人物の紹介
・okutani
24歳男。高校時代、スキンヘッドにサングラスをかけて「サンプラザ中野だよ!」という渾身のギャグが滑りに滑り、当時クラスのマドンナだった綾瀬さん(仮名)に「クラスで断トツにキモい、氏ね」と影で言われていることを知り、めでたく女性恐怖症に。
プチ情報:唯一の癒やしは中野のガールズバーのまよちゃんとのお喋り。好きなアイドルはぱいぱいでか美
・N男
同じく24歳男。okutaniの小中高の同級生。基本的によく分からない女の子に気に入れられる事が多く、羨ましいのか羨ましくないのか微妙なところ。okutaniが借金まみれなのに対し、彼は貯金がうん百万単位あるらしく、とても堅実なやつ。
プチ情報:平井堅に似ている
相席屋に行くことになったきっかけ
希望に胸をふくらませ、まだ見ぬ「モテ時代」を探しに、僕らは吉祥寺に向かうのであった。。
相席屋に行く準備をしよう
とりあえず吉祥寺の鉄板、家系ラーメン「洞くつ家」でお腹を満たし、いざ相席屋に向かおうと思ったその矢先。
洞くつ家の近くにあるBARで一杯。
ジンジャーハイボール。とりあえずここで心を落ち着かせる。
N男、俺は準備OKだぜ?そう目で合図すると、N男は静かに、こくりと頷いた。
そして吉祥寺「相席屋」へ
中央口を出て右に行くと、ガヤガヤした感じの通りがあります。そこをちょっと行くと相席屋があります(超アバウト)。
とことこ歩く。看板を発見。お酒を飲んできたとはいえ、コミュ障の僕はかなり緊張しており、じんわり手汗が出ていたのを覚えている。
ファミマの横の階段を上って入り口へ。
料金表。男性は30分1500円、女性は無料で飲み放題。うまいシステムですよねこれ。
女性客は無料だったら気軽にこれるし、男性側もそこまで高くないし、いい感じのバランスだと思います。こういうのってやったもん勝ちだなぁ、なんてどーでもいい事を考えながら黙って列に並ぶ。
土曜の夜19時ぐらいに行ったのですが、10分ぐらいですんなり入れました。
席は半個室みたいになってた。
こんな感じでカーテンで仕切られる感じ。でも完全に閉めるとダメなのかな?そこら辺はよくわからなかった。
席に行く途中他の席をてきとうに眺めていましたが、20代の人も結構いるし、40代同士の相席もあった。そんなにチャラチャラした人はいなかったので、大衆向けっていうとあれですが比較的入りやすい雰囲気じゃないかなと。
飲み物はセルフサービスで自分で持ってくる仕組み。ビールとか自動でびゃーやってくれるやつがあって楽しかったです。
もうすぐ女性客が来るとのことだったので、ビールを用意して待つことに。緊張ピーク。。
ああ、どうしよう、もうすぐ来ちゃうよ。。ちゃんと喋れるのかな俺。。。
不安と変な吐き気に襲われながら、ふと、横のN男をみると
嘘だろ、お前もかよ…
この時点で負け戦の匂いがプンプンしている…なんか、こいつ握り拳だし…大丈夫かよ。。
そしてその時、きたる。
相手はふたりとも24歳同い年
店員さんが気をきかせてなのかは分かりませんが、お相手はふたりとも24歳で同い年でした。そして、ふたりとも美人でした(僕は美的センスがあんまないので多分美人)。
…同い年、行けるだろ!勝機、見えてきたろ!!!
なんか一瞬「サクラなんじゃないかなー」とか思ったけど、まあそれは置いといて、とりあえずふたりの名前をA子とB美にしときます。
写真はフリー素材で似てる人引っ張ってきた。
勢いだけは二重丸◎。モテないふたり。
切り込むN男。頼もしい。
吉祥寺はラーメン屋と居酒屋ぐらいしか知らないが、ちょっと盛っておいた。
会話の途中で気がついたのだが、相手はずっとジュース飲んでた。テンションがなんか咬み合わないと思ったらシラフでしたか。。
頑張って盛り上げようとするモテナイーズ団員1・2。女性は「恋愛話」が好きだと思ったので振ってみる。というよりN男がうまくパスしてくれた。
良い連携である。相手に今日のN男、やけに気が利く。N男は酒が入るとキレッキレになるのだ。
N男、うまいな。顔平井堅だけど。
僕もなんとか一緒になって盛り上げた。しかし、ついつい自分の話をしてしまう。
そこで僕は、さいきん読んだ「聴く力」という本のことを思い出した。その本には沈黙が良いとか書いてあったので、喋っては黙り、喋っては黙りという訳の分からんことを繰り返していた。女の子は不思議そうにしていた。
今思えば完全に足手まといである。聴く力は僕には少し難しかったようだ。
なんかよくわからんけどうまく噛み合わない、そんな感じで時間は過ぎていった…
バンドマンはモテる、そう思っていた時期が僕にはありました
僕はある勝負手を隠していた。
高校のときにモテたくて始めたギターを、僕は今でも家でちょこちょこ弾いている。
最近になってバンドがやりたい(モテたい)と思い、N男にやろうよと言ったら「暇だしいいよ」と二つ返事でOKしてくれた。彼いわく土日はすごく暇らしい。
N男にドラムスティックをあげて、吉祥寺のレンタルスタジオで3回ぐらい練習した。ふたりともドラムのことはよく分からないので、とりあえずN男には適当に叩いてもらった。なんかよく分からないけど、気分はビートルズだった。凄いモテそうなオーラを、そのときの僕らは確かにまとっていた。
相席屋で実力を発揮できずにいた僕は、頭のなかでバンド話の構想を練った。
そう、今日この日のための、バンド活動だったんだ…っ!自分にそう言い聞かせ、思い切って言ってみた。
話の流れとかがよく分からないのでとりあえず言ってみた。
!?なんか反応がいい…!?
なんだこれ、反応いいな、やっぱすげぇやバンドマン。
予想外だった。バンドの人数を聞かれるなんて一切思ってなかった。
周りに音楽をやっている人なんて全然いなかったので、一緒にやってくれる友達はN男しかいなかった。
しかも、ちょっとレンタルスタジオに入ったことがあるだけで、バンドの専門知識も皆無。特にN男なんて適当にドラムを叩いてるだけで、楽譜を見たことすら無い。
僕らはテンパってしまって、何も言い返せなかった。ここからの挽回の余地は、もうないのだ。
僕は黙った。都合よく聴く力を発動させてみるも、コミュニケーションの神様は僕に微笑んではくれなかった。
N男は気まずそうにビールを飲んでいた。
そして勝負に出るN男
相席屋に入る前の話。
そう、長くても1時間。これがタイムリミット。もうすこしで1時間である。
というより、そもそも僕らの技術力的に1時間が限界だった。お金の問題とかそういうのじゃなくて、正直、会話するのがかなりしんどかった。
そして、勝負に出るN男。
N男、勝負に出る…!!
…
惨
敗
その後は、氷のようなつめたい世界が、僕らを包んだ。
N男と僕が取った行動は、奇しくも同じだった。
退出時間が残り5分ぐらいあったので、僕らはひたすら目の前のビールを飲んだ。なんか元を取ろうと思ったらしい。本能的行動である。
僕はせめて、ふたりの連絡先を聞こうと思った。でも僕はLINEをやってなかった。現代社会に適合できなかったやつの末路である。
N男はLINEやってるし、なんか可愛いスタンプ使っているのを見たことがある。N男に頼りすぎている感はあるが、もうそんなこと考えている時間はない。
ちらとN男を見たら、目がうるってしてた。
僕は彼に何も言えなかった。
お店を後にして、僕らは何も言わず、見ず知らずのBARに入った。ジンジャーハイボールを頼んだ。
その後、むしゃくしゃしてキャバクラに行ったら6万もした。僕は人生初のキャバクラだったんだ。まあ、それはまた別の話。
同時刻、H氏は池袋相席屋の女性とカラオケに
本当はN男の他に、H氏も相席屋に行こうと誘っていた。しかし、大学時代の友達と池袋の相席屋に行く約束があったらしい。
類友、なんて言葉がありますけれども、考えてることが一緒過ぎてちょっと気持ち悪かった。同じ日の同じ時間に同じことしてるなんて(´・ω・`)
次の日、気になってメールでどうだったか聞いてみたらこんな返答が。
これが現実である。というかカラオケに誘うとこまで思考が同じでビビった。そんなオチ。ちゃんちゃん。
※ちなみにH氏はイケメン
まとめ
相席屋は結構ちゃんとした女性が来る。サクラかどうかは分からないけどね。
しかし、結局はコミュニケーション力の問題。あとは顔の問題。モテナイーズの奮闘はまだまだ続く。。
追記: 相席屋後のお話
相席屋を後にしたモテナイーズ御一行は、なぜか思いがけずガチポーカーをしました。
そしてガチポーカー後、キャバクラで6万取られました。
みんなは僕らみたいになるなよ!おわり。
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