EC-CUBE3をエックスサーバーに導入する手順まとめ
2016/04/22
こんにちは、okutani(@okutani_t)です。本記事では、EC-CUBEをエックスサーバーに導入する手順を解説しています。今回はEC-CUBE3.0.8を利用しています。
なお、EC-CUBEのダウンロードは前回の「Macローカル環境にEC-CUBEをインストールする | vdeep」を参考にしてください。ダウンロードしたファイルを解凍して準備しておきましょう。
では、さっそくEC-CUBEをエックスサーバーに導入していきましょう。
※[2016/4/22]追記: エックスサーバーのサーバーパネルからEC-CUBE3をかんたんにインストールできる機能がありました。そちらを使った方が、簡易的かつ分かりやすいかもしれません。本記事では手動でインストールをおこなう方法のみを解説しています。
参考EC-CUBE3をXSERVERにインストールしてみた|ゼロワンアース
スポンサーリンク
もくじ
エックスサーバーのPHP設定
EC-CUBEではPHPのバージョンが5.4以上必要です。エックスサーバーのサーバーパネルから確認してみましょう。
LINKサーバーパネル – ログイン | レンタルサーバー 高速・高機能・高安定性の【エックスサーバー】
「PHP Ver.切替」を選択。
初期ドメインとなりの「選択する」をクリック。
※独自ドメインを利用している場合は、これ以降「初期ドメイン」→「独自ドメイン」と読み替えて進めてください
PHPのバージョンを確認して、5.4未満の場合は5.4以上に設定。今回確認したところ、PHP5.6.15だったので設定は不要でした。
MySQLでデータベース作成
次にEC-CUBEで使うデータベースをMySQLで作成します。同じくサーバーパネルから「MySQL設定」をクリック。
「MySQL追加」タブ→「データベース名」を入力([サーバーID_入力文字]になります)、文字コードに「UTF-8」を選択し、「MySQLの追加(確認)」をクリック。
「MySQLの追加(確定)」をクリック。
MySQLユーザーの追加
次に「MySQLユーザ追加」タブ→「ユーザID」「パスワード入力」。これでEC-CUBE用のユーザーが追加されます。
「MySQLユーザの追加(確認)」→「MySQLユーザの追加(確定)」としましょう。
データベースとユーザーのひも付け
先ほど作成したデータベースとユーザーをひも付けします。
「MySQL一覧」タブ→作成したデータベース欄の「アクセス権未所有ユーザ」から追加したユーザーを選択後、「追加」をクリック。
これでデータベースの準備が整いました。
この画面下にある「MySQL5.5 ホスト名」をメモしておきましょう。EC-CUBEインストール時に使います。
では次に、エックスサーバーにEC-CUBE本体をアップロードし、インストールを進めていきましょう。
エックスサーバーにEC-CUBEをアップロードする
解凍したEC-CUBE本体の中にある、次のファイルをエックスサーバーにアップロードします。
- appディレクトリ
- htmlディレクトリ
- srcディレクトリ
- vendorディレクトリ
- autoload.php
- cli-config.php
お好きなFTPソフトでアップロードしましょう。私はFileZillaを使いました。
アップロード先は、「/home/サーバーID/初期ドメイン/public_html/eccube」です。public_html直下にあるeccubeディレクトリは、任意の名前で各自作成しましょう。
EC-CUBEのインストール
アップロードが済んだら、さっそくインストールしてみましょう。
下記のURLにブラウザでアクセスします。
http://エックスサーバー初期ドメイン/eccube/html
次の画面が表示されます。「APC 拡張モジュール」うんぬんはPHPの処理を高速化するもので必須ではないため、今回はスルー。エックスサーバーでは「mod_rewrite」は有効になっているはずなので、ここもスルー。
サイト情報の提供にお好みでチェックをいれ、「次へ進む」をクリックします。
アクセス権限を確認します。ここでエラーが出る場合は、該当ファイルをお使いのFTPソフトなどで、適宜パーミッションを変更しましょう。
初期設定情報を適宜入力していきましょう。
管理画面のディレクトリ名は自由に付けられるので「admin」などを含んだ英文字にしておくと分かりやすいかと思います。ここではSSL、IPの設定は無視して進めます。
データベースの設定をおこないます。
- データベースの種類
- データベースのホスト名
- ポート番号
- データベース名
- ユーザ名
- パスワード
MySQL
先ほどメモしたMySQL5.5 ホスト名「例: mysql〇〇.xserver.jp」
空
作成したデータベース名「例: サーバーID_eccubedb」
作成したユーザ名「例: サーバーID_eccubeuser」
作成したユーザ名に対するパスワード
データベースの初期化をおこないます。このまま「次へ進む」をクリック。
インストールが完了すると、次のようにログイン画面が表示されます。先ほど設定したIDとパスワードでログインしてみましょう。
ログインに成功すると、次のように管理画面が表示されます。
警告文にあるとおり、「html/install.php」はもう不要です。お使いのFTPソフトを使って削除しておきましょう。
管理画面上部にある店名をクリックすると、デフォルトで入っているお店のサイトが表示されます。
無事にサイトは表示されたでしょうか。
あとはお店の情報を設定したり、SSLを導入したり、いろいろカスタマイズしてみてください。
これからEC-CUBEを使う方の参考になれば幸いです。お疲れ様でした。
今回参考にした書籍
こちらの書籍を参考にしました↓
Web開発のお仕事を募集しています
フリーランスのエンジニアとして、Webシステム開発のお仕事依頼を随時募集しています(現在の業務量によってお受けできない場合もあります)。
「Ruby on Rails」「JavaScript(jQuery, Reactなど)」「HTML + CSS」を用いたシステム開発、「Heroku」等を用いたサーバー構築・運用、「Git」や「GitHub」を利用したソーシャルコーディングなどに対応しています。
ご依頼を検討している方は、下記リンク本ブログからのお問い合わせ、もしくはokutaniのポートフォリオからご連絡ください。
LINKお問い合わせ
スポンサーリンク