WordPress全バックアップを「BackWPup+Dropbox」で行う
2016/02/17
こんにちは、okutani(@okutani_t)です。みなさんはWordPressのバックアップ取ってますか?
『BackWPup』プラグインを使うと、かんたんにWordPressのバックアップが取れて便利です。
BackWPupは外部サービスと連携ができるため、今回は『Dropbox』に自動で全バックアップを定期的に取れるよう設定してみました。
もし、Dropboxに登録していない方は下記から登録を済ませておきましょう。ネット上にファイルが保存できてとっても便利です。
LINKDropboxへ登録
なお、上記のリンクから登録するとDropboxで使える容量が500MB増えます(僕のアカウントも500MB増えます)。招待から登録するのが嫌な方は、Dropboxで検索して登録してください。
では、はじめに「WordPressでバックアップを取るべきファイルについて」の説明、次に「BackWPupのインストール」「Dropboxへのバックアップ設定」までの手順を説明していきます。
スポンサーリンク
もくじ
WordPressでバックアップを取るべきファイルについて
WordPressでバックアップを取るべき対象は、次のふたつです。
- WordPress本体、テーマなどの設定ファイル群
- データベース
特に『データベース』は必ずバックアップを取っておきましょう。
設定ファイル群は最悪、消えてしまっても新しいテーマを入れたりすればOKですが、記事データなどは「データベースにすべて入っている」ので消失するとかなりの損失です(ブログなら運営やめるレベルのショック)。
また、記事内で使っている画像は「設定ファイル郡」に含まれているので、お使いのPCに記事内で使った画像を残していない場合は、バックアップ必須です。
基本的に上記ふたつのファイルをバックアップしておけばOKです。両方ともBackWPupを使って丸ごとバックアップすることができます。
では、さっそくBackWPupとDropboxを使って自動バックアップ設定を行っていきましょう。
BackWPupのインストール
WordPress管理画面から「プラグイン」→「新規追加」を選択します。
検索窓に『BackWPup』として検索、「今すぐインストール」をクリック。
有効化しておきましょう。
これでBackWPupプラグインのインストールが完了しました。
Dropboxへのバックアップ設定
ではBackWPupプラグインを使って、Dropboxへバックアップをおこなっていきましょう。
サイドメニューから「BackWPup」→「Add new jobs」を選択します。
一般設定から順に設定していきましょう。
なお、BackWPupはデフォルトで設定画面などすべて英語なので、「どうしても日本語じゃないと無理」という方は下記記事を参考に設定してください。
参考WordPress – BackWPup の最新版で日本語化する方法 – Qiita
本記事では英語のまま設定を進めています。
一般設定(General)
「General」タブが開かれていることを確認し、次のとおり設定します。
- Please name this job.
- This job is a…
- Archive name
- Archive Format
- Where should your backup file be stored?
この設定の名前を入力します。好きにつけられるので今回「BackUp to Dropbox」としました。
今回は「Database backup(データベースのバックアップ)」「File backup(WP設定ファイル群のバックアップ)」「Installed plugins list(インストール済みのプラグイン一覧(.txtyファイル)のバックアップ)」をそれぞれ選択。
保存するファイル名を指定します。上記のように、どのサイトか分かる文字列を入れてあげるといいです(今回ctwを挿入)。
保存するファイルの形式を選択。「ZIP」を選択しました。
保存先を選択します。「Backup to Dropbox」を選びます。
以下デフォルトのまま「Save changes」をクリック。
次に、自動バックアップのスケジュール(バックアップ頻度)を設定していきます。
スケジュール設定(Schedule)
「Schedule」タブをクリックし、次のとおり設定しましょう。
- Start job
- Scheduler
自動バックアップをおこないたいので「with WordPress cron(WordPressの自動処理)」を選択。ちなみに「manually only」を選択すると手動バックアップになります。
自動バックアップをおこなう頻度と、時間を選択します。お好きなスケージュールを選択しましょう。今回は「Weekly(1週間ごと)」に「Sunday(日曜)の午前3時」にバックアップをおこなうようにしました。極力、アクセス数が少ない時間帯を選択しましょう。
「Save changes」をクリック。
次に設定ファイル群のバックアップ設定をおこないます。
設定ファイル群(Files)
「Files」タブをクリック。ここでは「バックアップから除外したいファイル」を選択します。
私は上記のように「使っていないテーマ(主にtwenty〜)」にチェックを入れて、バックアップ対象ファイルから除外しました。それ以外はデフォルトのままにしておきましょう。
「Save changes」を忘れずにクリックしておきます。
最後にDropbox連携の設定をおこないます。
Dropboxへの連携(To: Dropbox)
「To: Dropbox」タブを選択。「Get Dropbox App auth code」をクリックして、Dropboxアカウントを認証します。
次の画面に遷移するので「許可」を選択しましょう。Dropboxにログインしていない場合は、ログインして許可しておきましょう。
認証コードが表示されるのでコピーしておきます。
「To: Dropbox」画面に戻って、先ほどのコードを「App Access to Dropbox」に貼り付けます。
その他で設定する項目は次のとおりです。
- Destination Folder
- File Deletion
バックアップファイルを保存するDropbox内のフォルダを指定します。私は管理しやすいように「bk_サイト名/」としました。このフォルダは自動的に作られます。
バックアップファイルの最大数を設定します。サイトの容量が大きいとDropboxの容量を超えてしまう恐れもあるため、今回は直近のバックアップを5つ取るようにしました。
「Seve changes」で保存します。
これでBackWPupの設定は完了です。
BackWPupを実行する
Dropboxの認証がおこなわれた後に「Run now」を選択して、BackWPupを実行しておきましょう。
バックアップが実行されます。
「job completed」と表示されれば成功です。
今すぐバックアップを取る方法
今すぐにバックアップを取りたい場合は、「上部メニューバーのBackWPup」→「Jobs」→「Jobの名前」→「Run Now」でおこなえます。
すぐにバックアップが欲しい場合はこの手順を覚えておくと良いですね。
ちゃんとバックアップされたか確認してみる
実行するとすぐに、設定した内容でバックアップデータがひとつ保存されます。保存場所はDropboxの「アプリ」→「BackWPup」→「bk_サイト名」フォルダの中です。確認してみましょう。
ZIP形式でバックアップがおこなわれていますね。解凍して中身を確認してみます。
TXTファイルの「プラグイン一覧」、SQLファイルの「データベース」、その他ファイルが「設定ファイル群」です。
万が一サイトに不具合があって見れなくなった場合、これらがあれば復旧することができます。一度、かるく目を通しておくとよいですね。
あとはスケジュールで設定した日時に自動でバックアップが実行されます。設定した日時に確認してみるといいかと思います。
まとめ
「BackWPup + Dropbox」を使って、サイトの全バックアップを自動で取る方法をご紹介しました。
バックアップ頻度や、バックアップを取りたいファイルなど、お好みで設定できるので気になる方は設定してみてください。
繰り返しになりますが、「データベースのバックアップ」だけは最低限おこなっておきましょう。WordPressにあまり詳しくない方は、本記事の設定通りにバックアップしておけば問題ないかと思います。
一度設定しておけばバックアップで悩むことは今後なくなるので、ぜひ設定してみてください。
Web開発のお仕事を募集しています
フリーランスのエンジニアとして、Webシステム開発のお仕事依頼を随時募集しています(現在の業務量によってお受けできない場合もあります)。
「Ruby on Rails」「JavaScript(jQuery, Reactなど)」「HTML + CSS」を用いたシステム開発、「Heroku」等を用いたサーバー構築・運用、「Git」や「GitHub」を利用したソーシャルコーディングなどに対応しています。
ご依頼を検討している方は、下記リンク本ブログからのお問い合わせ、もしくはokutaniのポートフォリオからご連絡ください。
LINKお問い合わせ
スポンサーリンク