MacにHomebrewを使ってGitを導入&初期設定
2017/03/08
こんにちは、okutani(@okutani_t)です。本記事では、MacにHomebrewを使ってGitを導入する手順をご紹介しています。
Macにアプリケーションをかんたんにインストールできるパッケージ管理ソフト「Homebrew」を使うことで、すくない手順でGitを導入することができます。
Homebrewはとても便利なツールなので、本記事ではこちらを利用してGitを導入していきます。
では、まずはじめにGitの概要について見ていきましょう。
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Gitとは?
Gitは「バージョン管理システム」の1つです。
Git上でファイルを管理することで、間違って上書きしてしまったファイルやうっかり消してしまったファイル等を、以前登録してあったデータに戻すことができる便利なツールです。
Gitを使って開発を進めることで、開発時のバージョンを一元管理できます。最近ではプログラマーの人はもちろん、フロントエンド開発をおこなうWebデザイナーさんなんかでも積極的にGitを使っていますね。
Gitを使えば、いちいち変更前のファイルをコピーしてバックアップ、なんてことが無くなります。これだけ見てもGitはとっても便利なツールです。
Homebrewを使ってGitを導入しよう
Macユーザーのみなさんは「Homebrew」を聞いたことがあるでしょうか?Homebrewは簡単にMacPCにアプリをインストールすることができるようになるパッケージ管理ソフトの1つです。
今回はHomebrewの詳しい解説はおこないませんが、はじめてHomebrewを知ったという方は下記の記事を一読しておくことをオススメします。
では、さっそくHomebrewのインストール方法をみていきましょう。
Homebrewのインストール方法
まずHomebrewを利用する際に、Xcodeというアプリが導入されている必要があります。インストールしていない方はApp Storeから導入しておきましょう。
Xcodeの導入が済んだら下記コマンドをMacターミナルから入力しましょう。
$ xcode-select --install
これでCommand Line Toolsというツールがインストールされます。ここではHomebrewを使うときに必要、ぐらいに捉えてください。
では、実際にHomebrewインストール作業をおこなっていきましょう。下記の公式ページへアクセスします。
LINKHomebrew — OS X用パッケージマネージャー
Homebrewインストールコマンドがトップページに記述してあります。
上記コマンドを、Macターミナルに貼り付けてEnter。下に同じものを貼り付けておきますが、まれに記述が変わる恐れがあるようなので、公式ページからコピーして使う方が確実です。
$ /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
※もし上記コマンドでエラーメッセージが出る場合は、Xcodeを一度起動してポップアップメッセージ内の「Agree」ボタンを押してください
これでHomebrewが導入できました。
下記コマンドで導入時に問題が起きていないか確認してみましょう。
$ brew doctor
エラーメッセージが出た場合は、そのエラーメッセージをGoogle等で検索し、対処しておきましょう。
下記コマンドでHomebrewの導入が完了しているか確認します。
$ brew -v
Homebrew 0.9.5
Homebrewのバージョンが表示されれば無事導入できています。
Gitを導入する
ここまで来たら後はとても簡単です。下記のbrewコマンドを使ってGitをインストールします。
$ brew install git
インストールされたか確認してみましょう。
$ git --version
git version 2.2.1
バージョンが確認できれば、Homebrewを使ったGitの導入は完了です。
Gitの初期設定
ターミナルから最低限の初期設定をおこなっておきましょう。
次のコマンドで「ユーザー名」「メールアドレス」を登録します。こちらを登録しておかないと、利用時にエラーが出るので必ず登録しておきましょう。
$ git config --global user.name "tk okutani"
$ git config --global user.email okutani@example.com
次のコマンドで出力結果に色をつけることができます。見やすくなるのでやっておきましょう。
$ git config --global color.ui true
Git利用時に使うエディターを「Vim」に設定します。Vimがよく分からない方はスルーしてください。
$ git config --global core.editor "vim"
現在の設定は、次のコマンドで確認できます。
$ git config --list
また、.gitconfigファイルからも確認できます。ホームディレクトリで次のコマンドを入力すると確認できます。
$cat .gitconfig
[user]
name = tk okutani
email = okutani@example.com
[color]
ui = true
[core]
editor = vim
ちなみに「.gitconfig」ファイルに直接記述しても、設定が反映されます。git configコマンドを使うか、.gitconfigに直接書くかはお好みで。
他の細かい設定は「git 設定」等で調べてみて、適宜追加してみましょう。
これでGitの導入と初期設定は完了です。お疲れ様でした。
まとめ
Homebrewを使うことで、かんたんにGitを導入することができました。
またHomebrewを使うと、Git以外にも様々なツールを一元管理できます。
ぜひHomebrewを使っていろいろなツールを導入してみてください。
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