“たった1つ”の超シンプル禁煙方法。これで僕はノンスモーカーになれた
2017/02/01
赤マルとブラックコーヒーで一服するのが好きでした。okutani(@okutani_t)です。
僕は今までに「3回禁煙に成功」しました。
ということは「2回禁煙に失敗」したということです。
現在は200日近くタバコを辞めていますが、今では全くタバコを吸いたいと思いません。
追記2: 2017年1月現在、タバコを辞めて2年以上経過。まったく吸いたいと感じていません
しかも、この記事はカフェで書いているのですが、禁煙席が空いていなかったため喫煙席で書いています。それでもタバコを吸いたいとは全然思いません。
あなたがこの記事を読んでいるということは、おそらく「タバコを辞めたい」と思ってここに辿り着いたと思います。
その気持ちが少しでもあれば、タバコは絶対に辞められます。
ちなみに僕はガムだとかニコレットとかの類は一切使わずに、現在禁煙に成功しています。
タバコを辞める「たったひとつのシンプルな方法」を紹介する前に、僕の2回失敗した禁煙の経緯を紹介しておきます。
この失敗例を先に読んでおくことで、禁煙に対する考え方の参考になるかと思います。
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もくじ
なんとなく1ヶ月禁煙してみた→1度目の失敗
最初に禁煙にチャレンジしたのは21歳の時。当時大学生だった僕は、毎日麻雀に没頭しながら赤マルをバカスカ吸っていました。
この時は一日一箱吸わないぐらいのペース。
本当になんとなくなんですが「体に悪いし禁煙してみるか」と、何の考えもなくタバコを辞めてみました。
3日経過
なんとなしに禁煙をスタート。この3日間は地獄でした。
食事をした後は、かならずタバコを吸っていたので、食事の後はイライラしまくってました。
それでも、なんとか自制して吸わないように、吸わないように。
1週間経過
1週間経つと、最初の3日間よりはだいぶマシになりました。しかし……
ラーメンを食べた後が地獄……!
でした。焼肉も地獄です。吸いたくて吸いたくてしょうがない。
麻雀してる時も、自分だけ吸えなくてイライラ。
それでも、なんとか吸わないで1週間を乗り切りました。
1ヶ月経過 → なんで禁煙してるのか分からなくなった
禁煙して1ヶ月経ったある日。
「なんでこんなにイライラして、飯の度に我慢しなければならないのか!」
と、禁煙している意味がわからなくなりました。
気付いたらコンビニでタバコ買ってました。
タバコ、やっぱりうまい。もういいや、禁煙する意味がわからないし。
これが1度目の失敗です。
たった一口で1年半が無駄に → 2度目の失敗
1度目の禁煙から1年経過。
やっぱりタバコを吸う自分に抵抗があって、「このまま死ぬまでタバコを吸い続けるのは嫌だ」という気持ちがどこかにありました。
そんな時、たまたまAmazonでこの本と出会いました。
値段も安いし、「まぁなんとなく読んでみるか」ぐらいの気持ちで購入。
現在の禁煙に対する考えは、かなりこの本から来てます。
書き方が結構くどいので、全員にオススメできる本ではありませんが、軽く読んでおくと禁煙に対する心構えができるかと思います。
一気に読み終えて、1つの禁煙に対する考え方を実践にうつしてみました。
それが本記事の「タバコを辞めるたった1つのシンプルな方法」に繋がります。
この方法で、2度目の禁煙は1年半ほど続きました。
大自然に触れて一口吸ったバカな俺
1年半タバコを辞められて、もうほとんどタバコを吸いたいとは思わなくなりました。
そんなある日。新潟あたりの河原でキャンプをした時のこと。
気持ちのいい天気、照らす太陽、風で揺れる木の音、川のせせらぎ……
なぜかはわかりません。ずっと辞めていたタバコを、なぜだかとてつもなく吸いたくなりました。
「一口だけなら……」
友人が吸っているタバコを一口もらったが最後、「1本だけなら」「1箱だけなら」に変わっていきました。
ここからまた、僕は1年以上タバコを吸い続けます。
禁煙に対する考え方はできていたのに、「一口だけ吸う愚かさ」に気付いていませんでした。
これで2度、僕は禁煙に失敗しました。
タバコを辞める『たった1つ』のシンプルな方法
現在、きちんとした禁煙についての考え方を持ち、「一口だけ吸う」で全てが終わってしまうことを身を持って知り、200日ほど禁煙できています。
今では、もう一生のうちでタバコを吸うことはないと断言できます。というより吸いたくないです。
くどくなりましたが、僕が考える「タバコを辞めるたった1つのシンプルな方法」を紹介します。
それは……
「タバコの事を無理に忘れようとしない。死ぬ気で、全力で、タバコのことを、これでもか!というぐらい『考えぬく』」
です。
タバコをいざ辞めてみると、こんなシーンに出くわします。
- ふと観たドラマのワンシーン。カッコよく、タバコを吸う登場人物。
- 飯を食った後に友人が火をつけたタバコ。
- 飲み会の席。“1本だけ”と勧められたタバコ。
頑張って禁煙して、それからの日常でタバコの事を綺麗さっぱり忘れるということは「不可能」です。
断言できます。
忘れることは絶対に「不可能」です。
その度に、タバコの事を考えてください。忘れようとしないでください。
「忘れることは絶対に無理なことだ」ということを理解する考え方を持ってください。
常に考える、タバコを吸う「メリット」と「デメリット」
では一体、タバコの何について考えたら良いでしょうか。
タバコについて考えておくべき項目はいくつかあるのですが、「タバコを吸うメリットとデメリット」は常に考えておきましょう。
常にです。中途半端に考えると、禁煙失敗に繋がります。
デメリット
では、先にデメリットを挙げていきます。
これは僕が思うタバコを吸うデメリットなので、各自おのおの考えてみてください。その方が禁煙に対して効果的です。
僕がタバコを吸っていた時に感じたデメリットは、
- 健康に悪い。ガンになる確率が上がる
- 匂いが臭い。洋服が臭くなる
- 周りに迷惑がかかる。吸ってない人に合わせてもらって申し訳ない
- 喫煙席がないレストランに入れない(1時間近く喫煙席のあるレストランを探し回ったことも……)
- タバコがなくなると不安になる。イライラする
- タバコを吸う行為自体に罪悪感を感じるときがある
- たまに胸が苦しくなる
- 冬に外で吸うタバコが辛い
などなどです。
もう一度言いますが、これは自分が感じたデメリットを考えてください。
この記事を読んでいるということは、少なからずタバコを吸うデメリットを感じ取っているはずです。
普段の生活の中で「タバコがなかったらよかったなぁ……」といった経験は、すくなからず0ではないはずです。
そのことをいろいろと思い出しながら、一度、きちんとタバコと向き合ってみましょう。
メリット
タバコを吸うメリットを挙げてみましょう。
とは言ったものの、ここではっきり申し上げておきますが……
タバコを吸うメリットは1つもない
です。
メリットはありません。1つもありません。
きちんと考えればメリットが1つもないことが分かってきます。
では、一見メリットのように感じる点をいくつか挙げてみます。
タバコを吸うと気分が楽になる?
ニコチンを摂取することで、人間は落ち着くようにできています。
タバコを吸って気分が楽になるのは「ニコチンを摂取」しているからです。
そのニコチンは、タバコを吸っていない人は「体内で自動生成」されています。
タバコを吸うことで体がニコチンを作らなくなるので、タバコを吸いたくなるのです。それが、タバコが吸えない時のイライラの原因なのです。
タバコを吸っている限り、永遠と「イライラ」→「吸って気分が楽になる」を繰り返します。
そしてタバコを吸って解消できるイライラは「ニコチン不足のイライラ」だけです。それ以外のイライラは、タバコ吸っているorいない関係がないのです。
イライラする問題の原因は、タバコを吸ったところでなくなりません。
ニコチン摂取時の気分が楽になる感覚を、その問題とリンクさせて「やっぱりタバコがないと俺はダメなんだ」と錯覚しているに他ありません。
もし、「イライラしたらタバコを吸うと気分が楽になり、問題が解決する」ということを肯定するとします。
それは「日々のイライラを酒にぶつけてアル中になる」「日々の辛さから逃げるため麻薬・危険ドラッグに走る」ことを良しとすることと同じではないでしょうか。
タバコを吸ってなくなるイライラは、ニコチン不足のイライラだけです。
それ以外のイライラは、その原因とちゃんと向き合うことしか解決できません。
タバコミュニケーションは必要?
喫煙所でタバコを吸う者同士で、楽しく談笑する。これをタバコミュニケーションなんて言います。
僕はあんまりコミュニケーションを取るのがうまくないので、タバコがきっかけでその人と話せるようになったということが、今まで幾度かありました。
しかし、このタバコミュニケーションは本当に必要でしょうか?
人は「共通点があると相手に親近感を持つ」生き物です。タバコを吸っているという共通点から会話に入りやすくなるんですね。
でも、それは本当の意味でのコミュニケーションと言えるでしょうか?
正直、タバコミュニケーションは「逃げ」だと僕は思っています。
「タバコを吸うから喫煙所に行くんだ。決してコミュニケーションを取りたいからじゃあない」と自分を誤魔化して、タバコをダシにして楽にコミュニケーションを取る。
これって質の低いコミュニケーションの取り方だと思いませんか?
質の高いコミュニケーションは、「この人はこういう趣味に興味あるかな?」とか「どのようにして、この人とコミュニケーションを取るきっかけを作ろうかな」「どうやったら相手のことをうまく聞き出せるかな」など、自分なりにコミュニケーションを取る状況を考えて行動に移す「自発的にコミュニーケーションを取りに行く」といった形から生まれるのではないでしょうか。
タバコミュニケーションをはっきりダメだとは言えませんが、必要はないと思います。
なぜなら、それがタバコを吸うデメリットを超えた良いもの、とは考えられないからです。
ただタバコを辞めたくない言い訳を作っているだけではないでしょうか。
タバコを吸うと作業が捗る?
タバコを吸うと気分が楽になる、でも触れましたが、タバコを吸っていると常にイライラします。
ニコチンがなくなることで強制的にイライラするからです。
タバコを吸ってニコチンを摂取した体は、イライラから開放されて落ち着き、作業に集中できるようになります。
……もうオカシイことがわかりますよね。
タバコを吸っていなかったらもっと作業に集中できる
タバコを吸っていない人は、ニコチン摂取のイライラを感じることはありません。
なので、タバコを吸っていない人に比べて「作業効率は遥かに高い」と僕は考えます。
体内に取り入れたニコチンは大体 「30分~1時間」程度で半分以下になります。その状態に陥ると、ニコチン摂取のイライラが引き出されて100%作業に集中することが難しくなります。
タバコを吸っていなければ、さらに作業が捗ることは明白です。
禁煙するのではなく『ノンスモーカー』になる
もう一度言いますが、タバコを吸うメリットは1つもありません。
デメリットしかないのです。
この事をタバコを思い出す度に考えて下さい。
なぜタバコを吸うのか。
なぜタバコを辞めなければならないのか。
そして「ノンスモーカー」になってください。タバコを吸っていなかった頃の自分は、たしかに「ノンスモーカー」だったはずです。
私はもう一生タバコを吸うことはありません。「禁煙」という言葉を使っていますが、正しくは「ノンスモーカーになった」です。
今、タバコから開放されて、とても良い気分で毎日を過ごせています。
さいごに
タバコを吸っていた思い出は消えません。
「夜寝れなくて深夜に吸ったタバコ」
「色々疲れてため息を付きながら吸ったタバコ」
「仕事をやめる友人と涙浮かべながらファミレスで吸ったタバコ」……
でも、タバコを吸わなくても、素晴らしい思い出は作れます。
こう言うと妙ですが、僕はタバコが好きです。それでも、今はまったく吸いたいとは思いません。
それはタバコとちゃんと向き合って、嫌になるぐらいタバコの事を考えたからこそ、出た答えだと僕は思います。
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