MacにHomebrewを導入する方法&使い方まとめ
2017/07/17
こんにちは、okutani(@okutani_t)です。プログラミングをおこなう際に、みな必ず通る「環境構築」の面倒さ。導入する過程が大変だとプログラミングする前に萎えてしまいますよね。
Macでは『Homebrew』というパッケージ管理ソフトが使えまして、面倒だった「ソフトのインストール&削除」がHomebrewでコマンド一発!超カンタンにできちゃいます。
対応しているパッケージはそれほど多くないようですが、RubyやPHP、emacsやvimなどもHomebrewで管理できるようになります。
Macを使った開発では、Homebrewを使った環境構築がほぼ必須だと思います。本記事を参考に、さくっと導入してみましょう。
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もくじ
Homebrewの導入方法
HomebrewをMacPCに導入していきます。
ターミナルを使って導入します。ターミナルのことがよく分からない方は、以下の記事を読んでおきましょう。
先にXcodeを導入する
Homebrewを使うには「Xcode」というツールが必要なので、まだMacに入っていない人は先にインストールしておきましょう。
ちなみに、XcodeはMacやiPhoneのアプリが開発できるツールです。興味がある方はXcodeで調べてみてください。
App StoreからXcodeをインストール。
導入が済んだら、ターミナルから1つだけ下記コマンドを入力します。
$ xcode-select --install
このコマンドを入力しておくと、Command Line Toolsといったものがインストールされます。Homebrewを使う上で意識することはないので、とりあえず必要、ぐらいにとらえておいてください。
前準備が済んだので、Homebrewの導入に移りましょう。
Homebrewのインストール
公式ページからインストール用のコマンドを取得。
LINKHomebrew — OS X用パッケージマネージャー
TOPページに記述してあるコマンドをターミナルに貼り付けてEnter。
下に同じコードを載せておきますが、インストール方法が変更される可能性もあるので、公式ページから取得する方が確実です(追記: 若干変更されていたので取得しなおしました[2017/1/31])。
/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
もし、インストール時にエラーメッセージが出てしまう場合は、Xcodeを起動してポップアップメッセージ内のAgreeをクリックしておきましょう。
Homebrewが導入されているか下記コマンドで確認します。
$ brew -v
Homebrew 0.9.5
Homebrewのバージョンが表示されればOKですが、導入時に問題がある場合Homebrewを利用する際にエラーが出ます。
下記コマンドでエラーチェックをおこないます。
$ brew doctor
私の場合、以前入れたPythonが邪魔をしてエラーが発生してました。Pythonをアンインストールするとエラーが消えたのでご参考に。
Homebrewコマンドの使い方
Homebrewの使い方を説明していきます。基本的にはターミナルから利用していきます。
パッケージのインストール
パッケージ(ソフト)のインストールは下記コマンド。
$ brew install パッケージ名
例えば「wget」をインストールする場合は
$ brew install wget
のようになります。
インストールしたパッケージは「/usr/local/Cellor」に配置されます。
パッケージのアンインストール
アンインストールは下記コマンドです。
$ brew uninstall パッケージ名
コマンド1つで簡単にアンインストールできます。
パッケージの検索
Homebrewでインストールできるパッケージを検索できます。
$ brew search パッケージ名
パッケージ名が変更されている場合もあるので、インストール前にsearchしておくと良いです。
アップデートとアップグレード
Homebrew本体、パッケージ情報を最新にするコマンド。
$ brew update
インストール済みのパッケージを最新にするコマンドは下記。
$ brew upgrade
なので、手順としては「brew update」→「brew upgrade」とおこないましょう。
古いパッケージの削除
先ほどのコマンドでHomebrewのパッケージをアップグレードすると、古いバージョンが残る場合があります。なので気づいたときにでも下記コマンドで古いパッケージを削除しておきましょう。
$ brew cleanup
管理しているパッケージの一覧表示
下記コマンドからHomebrewで管理しているパッケージ一覧が表示できます。
$ brew list
Homebrew Caskを使ってGUIアプリを導入してみる
Homebrewを導入すると、GUIアプリをコマンドラインから導入できる「Homebrew Cask」も利用できるようになります。
次のようにコマンドを入力すると、Google Chromeが導入できます。
$ brew cask install google-chrome
Homebrew Caskでも、同じようにsearchやlistコマンドが使えるので試してみてください。
$ brew cask search dropbox
$ brew cask list
Homebrewの導入&使い方は以上です。ぜひ活用してみてください。
まとめ
Homebrewで導入できるツールはbrew installコマンドでインストールして、なるべくHomebrewで管理するようにしましょう。
また、brew listコマンド一発で何をインストールしたかすぐにわかるので、それだけでもHomebrewを利用する価値はありますね。
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