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エックスサーバーにGitを導入する手順

      2018/04/01

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xserver-git
こんにちは、okutani(@okutani_t)です。本記事ではエックスサーバーにGitを導入する手順を解説しています。

以下の手順に従って導入を進めています。

  • エックスサーバーにSSHで接続
  • gettextの導入
  • curlの導入
  • Gitの導入

なお、エックスサーバーにSSH接続する方法は、下記記事を参考にしてください。

参考エックスサーバーにSSHで接続してみよう! | vdeep

今回はMacのターミナルを使って解説しています。Windowsの方はPuTTYなどを使って進めてみてください。

ではさっそく、エックスサーバーにGitを導入する手順をみていきましょう。

注意: 今回、なぜかエックスサーバーにmsgfmtが導入できなかったため、Gitインストール時にmsgfmtを無視する設定で進めました。あらかじめご了承ください。

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エックスサーバーにGitを導入してみよう

まずはエックスサーバーにSSH接続でログイン。

$ ssh -l サーバーID -p 10022 サーバーID.xsrv.jp

エックスサーバー上でインストールを進めていきます。

ログインが済んだら、GNU gettextから順に導入しておきましょう。

gettextの導入

Gitではこのgettextを内部で利用しているため、はじめに導入しておく必要があります。次のgettex公式サイトから最新版を確認しておきましょう。

LINKIndex of /gnu/gettext

執筆現在では「gettext-0.19.7」が最新版でした。次の手順でダウンロード&解凍します。

$ wget http://ftp.gnu.org/pub/gnu/gettext/gettext-0.19.7.tar.gz
$ tar zxvf gettext-0.19.7.tar.gz

ホームディレクトリ直下のoptディレクトリにインストール。エックスサーバーではyumなどが使えないため、makeコマンドでインストールをおこなっています。

$ cd gettext-0.19.7
$ ./configure --prefix=/home/サーバーID/opt
$ make
$ make install

下記コマンドで導入確認。

$ ~/opt/bin/gettext --version
gettext (GNU gettext-runtime) 0.19.7

gettextのコマンドラインツールを利用できるようにするため、~/.bashrcに「export PATH=$HOME/opt/bin:$PATH」を記述。

$ cd ~
$ vi .bashrc
export PATH=$HOME/opt/bin:$PATH

.bashrcを再読み込みします。

$ source ~/.bashrc

gettexの導入は以上です。次はcurlを導入しましょう。

curlの導入

GitでHTTPS(SSL)を使えるようにするため、curlを導入します。

$ wget http://curl.haxx.se/download/curl-7.46.0.tar.gz
$ tar zxvf curl-7.46.0.tar.gz
$ cd curl-7.46.0
$ ./configure --prefix=/home/サーバーID/opt
$ make
$ make install

これでcurlが導入できました。下記コマンドで確認。

$ curl -V
curl 7.46.0 (x86_64-pc-linux-gnu)

最後にGitを導入しましょう。

Gitを導入する

下記コマンドでGitを導入します。

$ cd ~
$ wget https://github.com/git/git/archive/master.zip
$ unzip master.zip
$ cd git-master
$ autoconf
$ ./configure --prefix=/home/サーバーID/opt --with-curl=/home/サーバーID/opt --with-expat=/home/サーバーID/opt
$ make -i all
$ make -i install

※冒頭で説明した「msgfmtを無視」を、makeコマンドに-iオプションをつけることでおこなっています。

./configureに「--with-curl」「--with-expat」オプションをつけることで、curlをリンクして読み込むようにしています。

うまく行かなかった場合は「make clean」コマンドなどで中間ファイルを一旦すべて削除してから、ビルドしなおしてみましょう。

次のコマンドでGitの導入を確認。

$ git --version
git version 2.7.0.GIT

無事にGitが導入されました。

次のコマンドで、Gitの初期設定をおこなっておくと良いですね。

$ git config --global user.email "you@example.com"
$ git config --global user.name "Your Name"

参考になれば幸いです。

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エックスサーバーでリポジトリからgit pullしたかったので導入してみました。これからどんどん使っていこうと思います。

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