[Win,Mac]プログラミング用フォント『Ricty』を導入してみよう
こんにちは、okutani(@okutani_t)です。Ricty(リクティ)はプログラミング界隈でよく使われるフォントとして有名です。そして、僕の超お気に入りフォントでもあります。
そのRictyの日本語ライセンスをゆるくしたものが「Ricty Diminished」です。
公式プログラミング用フォント Ricty Diminished
RictyとRicty Diminishedの違いは、日本語ライセンスが違うぐらいなものなので、ここではほぼ同じようなものだと思っておいてOKかと思います。WindowsならRicty Diminishedが導入楽チンでよさげです。
今回はRictyの特徴、Windows, Macへの導入方法をそれぞれ紹介しています。
参考見やすいプログラミング用フォント「Ricty Diminished」をWindowsにインストールしてSublime Textで利用する方法
参考プログラムに最適なフォント『Ricty』を超簡単にインストール[Mac限定] – 酒と泪とRubyとRailsと
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Rictyの特徴
Ricty (リクティ) は Linux 環境での研究・開発に適したフリーなプログラミング用 TrueType フォントです。テキストエディタやターミナルエミュレータ、プログラミング言語やマークアップ言語に対する使用を想定しています。
ようするに、「プログラミングに特化したフォント」ということですね。特に、日本語も視認性の高い文字が使用されるのも嬉しいところです。
プログラミングでは、1(イチ)やl(エル)、0(ゼロ)やo(オー)を間違えただけで、エラーが出てしまいます。
Ricty(Ricty Diminished)を使えば、それぞれの文字が次のとおり見分けやすくなります。
このように判別しやすくなるので記述ミスを減らすことができます。
あと、余談ですが「ぱぴぷぺぽ」が非常にかわいいです。
プログラミング時には特に判別のし易さは、品質向上に顕著に現れますので、こういったプログラミング用フォントの導入は必須ですね。
MacにRictyを導入
パッケージ管理ソフト『Homebrew』を使えば、Rictyの導入はかんたんです。めっちゃかんたんです。以下が公式リンクです。
公式sanemat/homebrew-font: Install fonts
Homebrewがよくわからない方は、僕が過去に書いた下記記事を参考にしてください。
では、brew searchコマンドでRictyを検索してみましょう。
$ brew search ricty
No formula found for "ricty".
Searching pull requests...
上記のとおりformulaが見つからないので、次のコマンドで追加。
$ brew tap sanemat/font
インストールを実行します。
$ brew install ricty
これでMacにRictyが導入されました。かんたんですね。
RictyをMacで使えるようにするのに、以下のおまじないが必要です。
$ cp -f /usr/local/Cellar/ricty/3.2.4(バージョン要確認)/share/fonts/Ricty*.ttf ~/Library/Fonts/
$ fc-cache -vf
上記は何をしているかというと「Homebrewで導入したRictyのttfファイルを~/Library/Fonts/にすべてコピー」「fc-cacheコマンドでフォント情報のキャッシュを生成」をそれぞれおこなっています。
Rictyが利用できるか確認
XcodeからRictyが選択できるか確認してみました。
Xcodeを立ち上げて、設定から「Fonts&Colors」→「control + aでSource Editor内全選択」→「FontのTマークをクリック」からRictyを選択。
こんな感じになりました。
とっても見やすくなりましたね!
WindowsにRictyを導入
では、WindowsにRictyを導入する手順を見ていきましょう。
Windowsではライセンスのゆるい「Ricty Diminished」を導入していきます。まずは下記のサイトへアクセス。
LINKプログラミング用フォント Ricty Diminished
2016.07現在の最新バージョン4.0.1をダウンロードしましょう。
「ricty_diminished-4.0.1.tar.gz」というファイルがダウンロードされました。適宜解凍しておきます。
解凍した中身は次のようになっています。
こちらのファイルを「コントロールパネル」→「フォント」の中へドラッグ&ドロップでコピーすればOK。ざざっとコピーしましょう。
ダブルクリックするとどんなフォントか確認できるので、中身を見てから個別で導入してもOKです。実は「インストール」をぽちっとクリックしても導入できます。楽ちんですね。
上記ファルの違いはそれぞれ、「文字の太さ」や「discord付きが0のスラッシュがドットであったり、D, Zなどにクロスバーがあるかどうか」などです。実際にダブルクリックで開いてみて、好みのものを使ってみてください。
Rictyが利用できるか確認
初心者でもつかいやすいエディタAtomで設定してみました。設定画面のフォントから設定。
Atomを再起動し、確認。
いい感じの読みやすいフォントになりました。ばっちぐーです!
これで0やOを間違えて、変なエラーと戦うこともなくなるはずです。ぜひお試しあれ。
まとめ
Rictyフォントを使うと1 l 0 Oの判別がつきやすくなり、プログラミング時のエラーを少なくしてくれます。
導入はRicty Diminishedを利用することで簡単にインストールできるのでオススメです。
参考になれば幸いです。
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