Mac・CentOS7にgolangを導入する方法
2017/01/31
こんにちは、okutani(@okutani_t)です。本記事ではGoogleが開発したgo言語の導入方法について解説しています。
go言語の公式サイトは以下リンク。
LINKThe Go Programming Language
go言語はよくgolangとも表記されます。本記事ではgolangと表記して解説を進めています。
また、本記事ではMacとCentOSへの導入方法についてまとめています。Windowsの方は「はじめての Go 言語 (on Windows) – Qiita」あたりを参考にすると良いかと思います。
では、golangの導入方法について見ていきましょう。
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もくじ
Macにgolangを導入する方法
Macでは、Homebrewを使うとかんたんにgolangを導入することができます。
Homebrewがよくわからない方は「MacにHomebrewを導入する方法&使い方まとめ | vdeep」あたりを一読し、事前にHomebrewをインストールしておきましょう。
brewコマンドを使ってgolangを導入。
$ brew update
$ brew install go
導入確認。
$ go version
go version go1.6 darwin/amd64
無事にgolangが導入できました。Homebrewを使うと本当にかんたんですね。
作業用ディレクトリへパスを通す
golangでは2種類のパスを通しておく必要があります。
ひとつは、golangの実行ファイルがある場所のパス。こちらは他のツールと同じようにPATHに追加してあげればOKですが、Homebrewでは自動でパスが通っているので設定の必要はありません。
もうひとつは、golangの作業用ディレクトリへのパスです。こちらはgolangの外部ライブラリを導入する際に必要で(go getコマンド利用時)、GOPATHという名前で設定します。
ちなみに、GOPATHの場所はどちらでも構いません。自分の作業しやすい場所に設定しましょう。
.bashrc(zsh使いは.zshrc)にパスを記述すればOKです。
$ vi ~/.bashrc
export GOPATH=$HOME/go
export PATH=$PATH:$GOPATH/bin
PATHに$GOPATH/binを追加しているのは、追加したパッケージのコマンドを利用できるようにするためです。
シェルを再起動するか、次のコマンドを実行。
$ source ~/.bashrc
これでgolangの外部ライブラリを導入することができます。本記事の最後の項目で、実際に外部ライブラリを導入&利用例を載せていますので参考にしてください。
CentOS7にgolangを導入する方法
CentOS7にもgolangを導入してみたので、一緒に解説しておきます。
以下から最新版のgolangを確認します。
LINKDownloads – The Go Programming Language
次のURLが取得できました。
https://storage.googleapis.com/golang/go1.6.linux-amd64.tar.gz
CentOS7にSSHなどで接続し、「/usr/local/src」へ移動、DL&解凍。
$ cd /usr/local/src
$ sudo wget https://storage.googleapis.com/golang/go1.6.linux-amd64.tar.gz
$ sudo tar -C /usr/local/ -xzf go1.6.linux-amd64.tar.gz
一般的に、自分で導入したツールは「/usr/local」以下に置くように決められています。とりあえずこちらに導入しておけばOKかと思います。
Macと同様GOPATHの設定、golangの実行ファイルまでのパスを記述。
$ vi ~/.bashrc
export GOPATH=$HOME/go
export PATH=$PATH:$GOPATH/bin
export PATH=$PATH:/usr/local/go/bin
シェルの設定を再読み込み。
$ source ~/.bashrc
では、インストールが完了したので、お決まりのhello worldを表示させてみましょう。
hello worldを出力してみる
hello worldを出力してみます。hello.goファイルをGOPATHで指定したディレクトリ以下に作成。なお、ソースコードはGOPATH/srcに置くのが一般的なようです。
package main
import "fmt"
func main() {
fmt.Printf("hello, world\n")
}
実行してみます。
$ go run hello.go
hello, world
無事にhello worldできました。
ビルドして実行する場合は以下のとおりです。
$ go build hello.go
$ ./hello
hello, world
外部ライブラリを導入してみる
GOPATHがきちんと設定されているか、試しにgolangのドキュメントツールをインストールして確認してみましょう。
どこでもいいので以下のコマンドを実行します。
$ go get golang.org/x/tools/cmd/godoc
GOPATHに設定したディレクトリに、godocライブラリが導入されているかと思います。では、godocコマンドを使ってfmtのマニュアルを見てみましょう
$ godoc fmt
use 'godoc cmd/fmt' for documentation on the fmt command
PACKAGE DOCUMENTATION
package fmt
import "fmt"
... 省略...
無事にgodocコマンドを使ってマニュアルを見ることができました。
golangをはじめて利用する方の参考になれば幸いです。
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