Laravel導入方法&初期設定まとめ
2016/06/17
こんにちは、okutani(@okutani_t)です。本記事ではPHPのフレームワーク『Laravel』の導入方法を紹介しています。
今回導入するLaravelのバージョンは、本記事執筆時の最新版v5.2.15です。こちらが動くPHPのバージョンは5.5.9以上が必要になります。
Laravelの公式サイト(日本語と英語)は下記です。Documentationあたりをかるく一読しておくと良いですね。
LINKLaravel – ウェブ職人のためのPHPフレームワーク
LINKLaravel – The PHP Framework For Web Artisans
なお、Mac・WindowsでComposerを使うには以前書いた「[PHP]Composerを導入&初めてのパッケージインストールまで | vdeep」を参考にしてください。
ではさっそくLaravelの導入方法についてみていきましょう。
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もくじ
Laravelの導入方法
作業ディレクトリ上で、ターミナル(もしくはコマンドプロンプト)から次のコマンドを入力します。
$ composer create-project laravel/laravel hello --prefer-dist
Installing laravel/laravel (v5.2.15)
- Installing laravel/laravel (v5.2.15)
Downloading: 100%
Created project in hello
...省略...
Application key [VUO03CMCe61uW0F7HZPlsGNZu1dqTeTh] set successfully.
上記では『hello』という名前のプロジェクトとしてLaravelを導入しました。
Laravelのインストーラーを使った方法もありますが、バグが出たりと使い勝手が悪いようです。極力、上記のComporserを使った方法で導入するようにしましょう。
また、Laravelのバージョンを指定して導入することもできます。5.0を指定して導入する場合は以下のとおり。
$ composer create-project laravel/laravel hello --prefer-dist 5.0
これで任意のバージョンのLaravelを使うことができます。
Laravelの初期設定
Laravelの初期設定をおこなっていきます。
日本語設定
作業ディレクトリ上に、helloというディレクトリが作成されています。
その中にある「config/app.php」を次のように修正することで、言語と時刻を日本の設定に変更できます。
'timezone' => 'UTC', #55行目あたり
↓
'timezone' => 'Asia/Tokyo',
'locale' => 'en', #68行目あたり
↓
'locale' => 'ja',
パーミッションの設定
本番環境などのサーバーにあげるときは、パーミッションの設定をしておきます。
以下のファイルをSSHなりFTPソフトなりでそれぞれ”読み込み・書き込み”ができるよう、パーミッションを設定しておきましょう。
- storageディレクトリ → 777
- bootstrap/cacheディレクトリ → 777
次のコマンドが使えます。
$ chmod -R 777 storage
$ chmod -R 777 bootstrap/cache
ローカル環境で開発するときは特に設定しなくてOKです。
DBの設定
「.env」の以下の箇所を、利用しているDBの設定に合わせて記述します。
DB_HOST=DBのホスト名
DB_DATABASE=DB名
DB_USERNAME=ユーザー名
DB_PASSWORD=パスワード
なお、MySQLやPostgreSQL、SQLite、SQLServerを指定して使いたい場合は、適宜次の項目を続けて記述すればOKです。
# MySQL(MySQLの場合はデフォルトで指定されているので記述しなくてもOK)
DB_CONNECTION=mysql
# PostgreSQL
DB_CONNECTION=pgsql
# SQLite
DB_CONNECTION=sqlite
# SQLServer
DB_CONNECTION=sqlsrv
もし.envファイルが無い場合、.env.exampleをコピー&リネームして使ってください。
ブラウザで確認してみる
Laravelのプロジェクトが立ち上がるかブラウザで確認してみましょう。
XAMPPやMAMPを利用していない場合は、作業ディレクトリ上で次のコマンドを実行すれば、ビルトインウェブサーバーが立ち上がります。
$ cd hello/public
$ php -S localhost:8888
もしくは下記のようにまとめて実行してもOKです。
$ php -S localhost:8888 -t hello/public
ブラウザのアドレスバーに以下を入力。
http://localhost:8888
Laravel5の文字が画面中央に表示され、無事Laravelの導入確認ができました。
あとはMVCの構造だとかDBの設定とかを進めていけば良さそうですね。本記事では導入までを紹介しました。
Laravelが学べるサイト・書籍
Laravelの学習に役立つおすすめのサイトを紹介しておきます。
・ドキュメント
参考Installation – Laravel – The PHP Framework For Web Artisans
・動画
参考Laravel5入門 (全29回) – プログラミングならドットインストール(※有料会員のみ)
・勉強会
参考Laravel Meetup Tokyo | Doorkeeper
・ブログ
参考ふたりはララベル (Laravel PHP Framework)
参考ララ帳 – PHPフレームワーク Laravel の学習帳
書籍は次のものが出版されています。
Laravelをこれから学ぶ方の参考になれば幸いです。
追記: レバテック様のまとめ記事に本記事が紹介されました
エンジニア&クリエイターの求人・案件情報サイト「レバテック」様のWebサイトに本記事が紹介されました。
LINKLaravel初心者向け!用語の説明や導入方法などLaravelを始める前に読むべきサイトまとめ
当ブログ以外のLaravel初学者向けの記事も大変参考になります。本記事と合わせてご覧下さい。
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