Google Analyticsで自分のスマホのアクセスを除外【iPhone, Android】
2017/01/31
こんにちは、okutani(@okutani_t)です。サイトをはじめたばかりのころは、Google Analyticsでアクセス解析してもほとんどが自分のアクセスばっかりです。
正確なアクセスを把握するために、自分のアクセスを除外する設定をおこなっておくと良いですね。
今回は、自分で使っているiPhone(またはAndroid)のアクセスを「Cookie」を使って除外していきます。
参考Google Analyticsで自分のアクセスを除外する方法
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もくじ
Cookie(クッキー)ってなに?
WebサイトとWebブラウザーの間で、データをやり取りする仕組み。Webサイトを訪問した際に、WebサーバーがデータをWebブラウザーに送信する。Webブラウザーは、その内容をローカルのハードディスクにテキストファイル(Cookie)で保存しておき、次回そのサイトを訪れたときにはWebサーバーにそのCookieを送信する。
簡単に説明すると、Cookieを設定してるウェブページにアクセスした際、アクセスした人を特定できる仕組みをCookieといいます。
このCookieに、Google Analyticsが自分の端末(スマホ)だと分かるように設定してあげればOKですね。
ここでCookieについてよく分からなかった人も、とりあえず設定を進めてみましょう。
※他には、IPアドレスを使ったアクセス除外がありますが、スマホはIPがコロコロ変わってしまうためCookieを使う方法が一般的です。
Google Analyticsにフィルタを設定
Cookieの設定は後にして、まずは自分のスマホのアクセスを除外するためのフィルタを、Google Analyticsに設定してあげましょう。
Google Analytics管理画面から「アナリティクス設定」→ビュー欄の「フィルタ」を選択。
「+新しいフィルタ」をクリック。
「新しいフィルタを作成」にチェック、フィルタ名に「スマホアクセスを除外」としました。
フィルタの種類を「カスタム」→「除外」、フィルタフィールドを「ユーザー定義」、フィルタパターンに「no_report」と入力。
こうすることで、「no_report」という文字がクッキーに設定してある場合、その端末のアクセスを除外します。
忘れずに「保存」をクリックしましょう。
Cookieを送信するHTMLファイルを作成
「no_report.html」というHTMLファイルを作成し、下記コードを記述しましょう。とりあえず自分のPC上で作成すればOKです。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>Googleアナリティクス アクセス除外</title>
<meta charset="utf-8">
<meta name="robots" content="noindex,nofollow">
<script type="text/javascript">
var _gaq = _gaq || [];
_gaq.push(['_setAccount', 'プロパティID']);
_gaq.push(['_trackPageview']);
(function() {
var ga = document.createElement('script'); ga.type = 'text/javascript'; ga.async = true;
ga.src = ('https:' == document.location.protocol ? 'https://ssl' : 'http://www') + '.google-analytics.com/ga.js';
var s = document.getElementsByTagName('script')[0]; s.parentNode.insertBefore(ga, s);
})();
</script>
</head>
<body onLoad="javascript:_gaq.push(['_setVar', 'no_report']);">
<p>カスタムフィルタ用のクッキーを保存しました。</p>
</body>
</html>
※2015/05/07追記: コードが古く思ったとおり動作していなかったため、ソースコードを修正しました。
上記コードの「プロパティID」には「UA-xxxxxxx-x」という形式のIDを入力します。プロパティIDは管理画面のホームから確認できます。
また、_gaq.push([‘_setVar’, ‘no_report’])のno_reportの記述は、Analyticsで設定したフィルタパターンと一致している必要がありますので気をつけましょう。
HTMLファイルにアクセスする
作成したHTMLファイルをサーバーにアップロードし、スマホからアクセス。場所はどこでもいいのですが、管理しているサイトの直下に置くのが、分かりやすくて良いかと思います。
これで、自分のサイトへのアクセスを除外するCookieが、スマホに発行されます。
アクセスは「http://自分のドメイン/no_report.html」のような形になりますね。そこにアクセスして「カスタムフィルタ用のクッキーを保存しました。」と表示されれば成功です。
注意点
Cookieの有効期限は約2年ほどです。たまにスマホからアクセスしておくと良いですね。
Cookieは利用しているブラウザに保存されるので、複数のブラウザを使っている場合はそれぞれのブラウザからno_report.htmlにアクセスしましょう。
また、Cookieの有効期限は約2年ですが、何かの拍子で削除(もしくは手動で削除)されることもあるので、気がついた時にアクセスしておくと良いですね。
このCookieを使ったアクセス除去では、Google Analyticsのリアルタイム解析ではアクセスがカウントされてしまうようです。セッション数やPV数にはカウントされないので安心して使ってください。
まとめ
Cookieを使うことでスマホのアクセスを除外することができました。
最初のうちは自分のアクセスでほとんどのPV数を占めてしまうので、特にサイトを運営しはじめたあたりに設定しておくと良いですね。
参考になれば幸いです。
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