[PHP]Composerを導入&はじめてのパッケージインストールまで
2017/02/01
こんにちは、okutani(@okutani_t)です。『Composer』というツールを使うことで、PHPで利用できるパッケージを管理することができます。
最近のPHPで利用できるフレームワークはComposerを使って導入する場合がほとんどなので、PHPで開発をおこなう場合は使い方を一通り覚えておく必要があります。
本記事では、WindowsとMacそれぞれでComposerの導入方法を紹介しています。
また、Composerを使う場合、利用するPCにPHPが入っている必要があるので注意してください。あらかじめ、XAMPPやMAMPなどでPHPを導入しておきましょう。
ではさっそく、Composerの導入方法&使い方を見ていきましょう。
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もくじ
WindowsにComposerを導入する
まずは、WindowsにComposerを導入する手順を見ていきましょう。
下記公式サイトへ移動します。
LINKComposer
TOPページの「Download」をクリック。
ここでは、インストーラーを使った導入方法と、手動でComposerをインストールする方法があります。
本記事では両方説明していますが、インストーラーを使った方がかんたんかと思いますので、どちらか迷ったらインストーラーを使って導入してみてください。
インストーラーを使った導入方法
Windows Installer内の「Composer-Setup.exe」をクリック。
Composer-Setup.exeをダブルクリックして実行します。Nextで次へ。
Composerは主にコマンドラインで利用しますが、右クリックメニューからも利用したい場合は「Install Shell Menus」を選択。お好みでどうぞ。
php.exeを選択します。XAMPP導入時にパスを変更していなければ、デフォルトで「C:\xampp\php\php.exe」にあります。
「Install」をクリック。
「Next→Finish」でComposerの導入が完了します。
これでWindowsPCにComposerがインストールされました。
手動でComposerを導入する方法
WindwosにComposerを手動で導入する方法を説明します。
TOPページのDownloadへ進んだら、Manual Downloadの「Latest Snapshot」を選択。
「composer.phar」というファイルがダウンロードされます。
ダウンロードしたcomposer.pharを「C:\bin」に置きましょう。無い場合はbinフォルダを作成しておきます。
次のように、環境変数からC:\binをPathに追加しておきます。
これでComposerコマンドにパスが通りました。
では、続けて次のコマンドを実行しましょう。
> cd C:\bin
> echo @php "%~dp0composer.phar" %*>composer.bat
これは「“C:\bin”にcomposer.batというファイルを作成し、次のコードを記述する」といったコマンドです。
@php "%~dp0composer.phar" %*
なので、ご自身で「composer.bat」を作成して、上記コードをエディターで直接記述してもOKです。
続けて、次のコマンドでcomposer.batを実行します。
> composer.bat
次のように表示されたか確認してください。
では、Composerがきちんと導入されたか確認してみましょう。
コマンドプロンプトで導入確認
WindowsにComposerが無事に導入できたかコマンドプロンプトで確認します。次の「composer -V」コマンドを実行してみてください。
> composer -V
Composer version 1.0-dev (d6d0435c5437111e42a123b06e4071e26ba7cb6e) 2016-02-14 19:51:23
上記のように、Composerのバージョンが表示されればインストール成功です。
MacにComposerを導入する
次に、MacにComposerを導入する手順を紹介します。
Macでは『Homebrew』というツールでComposerを導入します。Homebrewをまだ導入していない方は、下記記事を参考にして導入を済ませておきましょう。
参考MacにHomebrewを導入する方法&使い方まとめ | vdeep
まずはComposerを検索してみましょう。
$ brew search composer
見つかったら次のコマンドで導入します。
$ brew install composer
これだけでComposerが導入できました。Homebrewを使うと簡単ですね。
ターミナルで導入確認
次のコマンドで導入されているか確認してみましょう。
$ composer -V
Composerのバージョンが確認できればOKです。
Composerを使ってみる
実際にComposerを使ってみましょう。
どこでもいいので、次のファイルを「composer.json」という名前で作成します。
{
"require": {
"monolog/monolog": "1.0.*"
}
}
これは「monologというパッケージを、バージョン1.0.*(1.1未満)で導入する」といった記述です。
composer.jsonがあるディレクトリに移動し、次のコマンドを実行しましょう。
$ composer install
他のサイトではよく「$ php composer.phar install」としてインストールを実行していますが、今回はcomposer.pharにパスが通っているので、上記コマンドでOKです。
実行すると、「vendor」ディレクトリにパッケージが配置されているのが確認できるかと思います。
あとはプロジェクトで次のように読み込んであげれば、導入したパッケージがすべて読み込まれます。
<?php
require_once 'vendor/autoload.php';
これでComposerを使って便利にパッケージ管理できますね。
参考になれば幸いです。
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